top of page
guruji ws.jpg

グルジオンラインWS企画
「インド舞踊家の為の
経典ナーティヤ・シャーストラ入門」

 

Special Workshop for Indian classical dancers:

theme-“Natya Shastra for young dancers”


 

講師:Dr.Guru Gajendra Kumar Panda

(クリックするとグルジのプロフィールに飛びます)
(Odissi dance exponent)


通訳:三浦知里(インド舞踊家)
日程:4/27(火)日本時間20:30-22:00
料金:3500円
手段:zoom(録画も期間限定で何度でもご覧頂けます)
主催:インド舞踊トリダーラ

 

問い合わせ、お申込み:

メール→ tridharajapan@gmail.com

 

または、前日までストアカのレッスンページからお申込み頂けます。



 

◆インド芸術最古の教典「ナーティヤ・シャーストラ」は、紀元前5~紀元5世紀に、聖者バーラタ・ムニによって書かれた36チャプター、6000の詩にも及ぶ「パフォーミング・アーツ」について書かれた経典です。

インド舞踊を学んでいると、「バーヴァとラサ」、「ナヤカナイカ」、「タンダバとラシャ」等の言葉を聞いたことがあると思います。インド舞踊においてとても重要なこれらの言葉について、明確に何であるかご存知ですか?
.
.
.
答えられる人というのは、ナーティヤ・シャーストラを熟知した人間、またそれを伝える能力のある人だけです。自らの知識だけで、いきなりこの長い経典を読むのは、とても大変です。解説がなければ、分からないでしょう。1番最初のチャプター1を、私が個人的に翻訳させて頂いたものがあるので、下記に紹介します。

この様な内容に興味のある方は、ぜひ 貴重な座学ワークショップの機会にご参加ください。

今回は初心者向けに、誰にでも意味が分かる様に解説して頂きますので、ご安心ください。好評だった場合は、月1回程度でクラス継続させて頂くかもしれません。






 

Natya Shastra 〈著Bharata Muni〉
【 Chapter―Ⅰ ナーティヤの起源 】
《序文(礼拝)》
Pitamaha(ブラフマー)とMahesvara(シヴァ)を礼拝します、そしてナーティヤについての定義が、ブラフマーにより創造されたものだと関連付けるつもりです。[1]
《聖者の質問》
昔々、感覚を統制したAatreyaや他の高潔な魂の聖者達は、ドラマ芸術の達人である信心深いバーラタに、勉強の合間に近寄りました。 彼(バーラタ)はマントラの詠唱を終えたところで、彼の息子たちに囲まれていました。 感覚を統制することのできる高潔な聖者は、敬意をもって彼に言いました。「おおBrahminよ,貴方が 正確に創作したヴェーダと似ているNatya-Vedaの起源とは? また、それは誰のためでしょうか、そして、いくつのパートを持っていますか、その範囲は、どのように適用されるべきですか? その全てについて、詳しく私たちに話してください。[2-5]
《聖者の回答》
これらの賢者の言葉を聞いて、バーラタはナティヤ・ヴェーダについてこう答えました。[6]
自分自身を清潔にし、気をつけて、ブラフマーによって考案されたナーティヤ・ヴェーダの起源について聞いてください。 おお、ブラーミンよ、黄金時代(Krtayuga)がSvayambhuva[Manu]の治世と共に通過し、銀時代(Tretayuga)がVaivasvata Manuの統治と共に始まり、そして人々は官能的な快楽に夢中になり、欲望と渇望に揺れ動き、嫉妬と怒りに悩まされ、その結果、彼らの幸福は悲しみと混ざりあっていました。Lokapalas(世界の守護者)によって保護されたJambudvipaには多くの神がいました。Gandharvas、Yaksas、Raksasas、そして偉大なUragas(Nagas)は、偉大な神Indraを頭首としてブラフマーに近付き、彼に話をしました。「私達は、目に見えるだけでなく、聞こえなければならない事象の転換を望んでいます。 ヴェーダの[現存の]は、Sudrasとして生まれた人々には聞くことが出来ません、どうか、全ての色の集団(Varna)に平等なヴェーダを創り出してください。」
[7-12]
「そうしましょう」とブラフマーは答え、それから彼は神の王(インドラ)を解任し、ヨガを頼りに、4つのヴェーダを思い出しました。[13]
ブラフマーはそれから考えました:「私が創造する5番目のヴェーダは、半歴史的物語(Itihasa)と共にあり、義務 (Dharma)、富(Artha)と名声に導くでしょう、また良い助言や伝統的な格言のコレクションを含みます。将来の人々にも同様に指導を与え、彼らのすべての行動において、すべての権威ある仕事を教えることを豊かにし(Sastra)、すべての芸術および工芸品に見直しを与えるでしょう。」[14-15]
この決心をもって、ブラフマーの全てのヴェーダの記憶から、聖なるナーティヤ・ヴェーダが形になり、それは4つのヴェーダから編集されたものでした。[16]
語るように歌うこと(Pathya)をRgvedaから、歌をSamavedaから、演劇上の表現(Abhinaya)をYajurvedaから、感情(Rasa)をArtharvavedaから、そうして創造されたナーティヤ・ヴェーダは、全知であるブラフマー神によって、根幹から枝葉までヴェーダと繋がるものとなりました。[17-18]
ナーティヤ・ヴェーダを創造した後、ブラフマーはインドラに言いました「半歴史的物語は、私によって創られた。お前はこれらを演劇化させ、神々に舞台化させなさい。このナーティヤ・ヴェーダを、巧みで、学識があり、大胆に話すことが出来、常に勤勉な神々に渡しなさい。」[19-20]
これらのブラフマーの言葉を受けて、インドラは彼にお辞儀をし両手を合わせて答えました、「おお、最も神聖な貴方様、神々はそれを受けてそれを維持することもできません。彼らはそれを理解し利用するのに適していません。彼らはドラマで何かをするのには不向きです。」[21-22]
ブラフマー「ヴェーダの謎を知り、誓いを全うした聖者はナーティヤ・ヴェーダを守り、それを実践することができます。」[23]
🌕🌖🌗🌘🌑

bottom of page