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ODISSI Dance

東インド、オリッサ地方で起源前1世紀頃に発祥した古典舞踊です。オリッサ州はベンガル湾に面した自然の豊かな田舎で、気候は一年を通して温暖。首都デリーからは電車で1日半かかります。

オディッシーダンスは、寺院内で巫女たちの神への奉納舞として踊られてきました。ダンスの特徴は曲線的で優美な身体の屈曲で、これはオリッサ地方に多く残されている、石造寺院の踊る女性を表した彫刻などから影響を受けています。インド舞踊は踊るヨガとも呼ばれます。

私たちの踊りのスタイルにはトライバルやフォークダンスの要素も含まれており、土着的でエネルギッシュな踊りが魅力です。

ODISSI の歴史

紀元前1世紀頃には、この踊りの元となったと見られる舞踊ポーズとその楽団の様子が洞窟に掘られています。紀元後12世紀頃、主に、聖地プリーのジャガンナート寺院内でマハリと呼ばれる巫女たちの神への奉仕として踊られてきましたが、イギリス統治後、衰退の危機を迎えます。その後出現した、寺院の外で踊るゴティプアやアカダピラ(女装した少年たち)勢たちにより、この踊りが守られてきました。

マハリ、アカダピラ、そして昔からあるフォークダンスやトライバルダンスの要素を取り入れて踊りが体系化され、現在のような古典舞踊の形になりました。舞台芸術として大成し、オリッサ外でも踊られるようになったのは、近年60年程前の事です。

グル・パンカジチャラン・ダス、グル・ケルチャラン・モハパットラ、そしてグル・デバプラサッド・ダスの3人の偉大なグル達が復興の主要な力となりました。現在はそれらの流れを汲みつつも、若い世代やそのまた弟子たちによって、踊りのスタイルは複雑で多様化してきています。しかし私たちの信念は、グルデバプラサッドダスの純粋なオリジナルフォームを変えずにそのまま受け継ぐことです。

最大の特徴は、彫刻から抜け出したようなバンギ(体の屈曲)が魅力的なトリバンガというポーズと、中腰の力強い左右対称のポーズ、チョーカです。トリバンガにより優雅さを、そしてチョーカによって、インド舞踊らしい大地とつなぐエネルギーある動きがうまれます。

写真:世界遺産コナラクの太陽寺院の彫像

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