ODISSI Dance
東インド、オリッサ地方で起源前1世紀頃に発祥した古典舞踊です。オリッサ州はベンガル湾に面した自然の豊かな地方で、気候は一年を通して温暖。州都はブバネーシュワルです。
オディッシーダンスは、寺院内で巫女(マハリ)たちによって、
「宇宙の主」の意味を持つジャガンナータ神への奉納舞として踊られてきました。踊りの特徴は曲線的で優美な身体の屈曲(バンギ)で、これはオリッサ地方に多く残されている、石造寺院の彫刻などから影響を受けています。インド舞踊は踊るヨガとも呼ばれます。
グル・デバプラサッド・ダススタイルのオディッシーダンスには、
トライバルダンスやフォークダンスの要素も含まれており、土着的でエネルギッシュな踊りが魅力です。

写真:ジャガンナータ寺院(プリー)
ODISSI の歴史

紀元前1世紀頃には、この踊りの元となったと見られる舞踊ポーズとその楽団の様子が洞窟に掘られています。紀元後12世紀頃、主に、聖地プリーのジャガンナート寺院内でマハリと呼ばれる巫女たちのジャガンナータ神への奉仕として踊られてきましたが、イギリス統治後、衰退の危機を迎えます。その後出現した、寺院の外で踊るゴティプアやアカダピラ(女装した少年たち)勢たちにより、この踊りが守られてきました。
マハリ、アカダピラ、そして昔からあるフォークダンスやトライバルダンスの要素を取り入れて踊りが体系化され、現在のような古典舞踊の形になりました。舞台芸術として大成し、オリッサ外でも踊られるようになったのは、近年60年程前の事です。
グル・パンカジチャラン・ダス、グル・ケルチャラン・モハパットラ、そしてグル・デバプラサッド・ダスの3人の偉大なグル達が復興の主要な力となりました。現在はそれらの流れを汲みつつも、若い世代やそのまた弟子たちによって、踊りのスタイルは複雑で多様化してきています。しかし私たちの信念は、グルデバプラサッドダスの純粋なオリジナルフォームを変えずにそのまま受け継ぐことです。

オディッシーダンスの最大の特徴は、彫刻から抜け出したようなバンギ(優美な体の屈曲)です。
トリバンガという膝・腰・首の三か所を曲げたポーズと、
中腰の力強い左右対称のポーズ、チョーカが最も代表的なバンギです。
オディッシーダンスにとって、トリバンガはクリシュナ神を表し、心を。チョーカはジャガンナータ神を表し、心臓を、それぞれ象徴していると言われています。
写真:世界遺産コナラクの太陽寺院の彫像